
2025.03.18
皆さんお疲れ様です。!街の屋根やさん高松店の大下です!今日は高松市で屋根の葺き替え希望のお客様のお家を点検してきましたのでそちらの様子をご紹介させていただきます。ちなみに皆さんは屋根の「葺き替え」ご存じでしょうか?葺き替えとは、、、屋根の状態が劣化している場合に、既存の屋根材をす…

「どんな修繕方法があるのかわからない」
「もっと早く知っていれば、早めに対処できたのに…」
そんなお声をよくいただきます。
そこで今回は、実際に工事を行ったお宅のビフォーアフター写真とあわせて、
「葺き替え」「葺き直し」「カバー工法」「屋根塗装」の違いと選び方をわかりやすくご紹介します!
「メンテナンスが必要なのはなんとなくわかるけど、実際にどう影響するの?」
そんな疑問を持たれる方のために、具体的な理由を5つご紹介します。
1. 雨漏りを防ぐため
屋根は毎日、紫外線や雨風を直接受けているため、徐々に防水性が低下していきます。
定期的な点検と補修を行っておくことで、雨漏りを未然に防ぎ、大きな損傷や高額な修理費を避けることができます。
2. 建物の寿命を延ばすため
屋根の劣化を放置すると、雨水が屋根裏や柱に浸透し、木部の腐食やシロアリ被害を引き起こすことがあります。
屋根を良好な状態に保つことは、建物全体の健康を維持し、劣化スピードを抑えることにつながります。
3. 光熱費を抑えるため
屋根の劣化によって断熱性能が落ちると、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。
適切なメンテナンスにより断熱性を保てば、冷暖房効率が上がり、光熱費の節約にもつながります。
4. 修繕費用を最小限に抑えるため
劣化を早期に発見できれば、小規模な補修で済みます。
しかし放置してしまうと、葺き替えなど大掛かりな工事が必要になり、費用も工期も膨らんでしまいます。
5. 家の見た目と資産価値を保つため
屋根は遠目にも目立つ場所なので、色あせやコケが目立つと家全体が古く見えてしまいます。
美観を維持することは、住んでいる方の満足感はもちろん、将来的な資産価値にも大きく関わってきます。
家を守り、将来の修繕費を抑えるためには、屋根メンテナンスを適切なタイミングで行うことがとても大切です。
5年に1回の定期点検や、大雨・台風の後のチェックが、住まいの安心につながります。
屋根のメンテナンス方法は、大きく分けて以下の4つがあります。
葺き直し:瓦屋根限定の工法です。既存の瓦を再利用しながら、下地だけを新しくします。
葺き替え:屋根材も下地もすべて一新する“フルリフォーム”で、新築同様の性能が期待できます。
カバー工法:既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせる方法。主にスレート屋根に用いられ、費用を抑えつつ見た目も機能もリニューアルできます。
塗装:軽度な劣化の段階で行えば、屋根の防水性や耐久性を延ばすことができます。
ただし、屋根材の種類や劣化の状態によっては、選べない工法もあります。
このあと、それぞれの特徴や向いているケースについて詳しくご説明しますね。
■ 屋根塗装(塗り替え)
目的:
屋根表面の防水性・防錆性を回復し、劣化の進行を防ぐことが目的です。見た目も一新できるため、美観の向上にもつながります。
内容:
塗装は主に「高圧洗浄→下塗り→中塗り→上塗り」の3回塗りが基本。
使用する塗料は、シリコン・フッ素・無機系などがあり、耐久性や価格に差があります。
対応屋根材:
スレート屋根や金属屋根に適しています。
※瓦屋根(特に陶器瓦や日本瓦)には基本的に塗装は不要です。
特徴:
表面を保護することで劣化スピードを抑制
屋根全体の見た目が美しくなる
遮熱塗料を使えば、室内の温度上昇を抑える効果も期待できる
注意点:
下地(野地板や防水シート)が劣化している場合は塗装だけでは対応できない
ひび割れや反り、雨漏りが出ている屋根には不向き
耐用年数:
塗料によって異なりますが、約8〜15年が目安です(例:シリコン塗料は10〜12年、無機塗料は15年程度)
費用目安:
約40万〜80万円(屋根の大きさ・塗料の種類により変動)
◎屋根塗装の費用や流れを詳しく解説
目的:
瓦屋根の風合いを残しつつ、下地の劣化を補修して耐久性を回復する工法です。
内容:
既存の瓦をいったんすべて取り外し、防水シートや野地板などの下地を補修。
その後、状態の良い瓦を再利用して戻す工事です。
対応屋根材:
日本瓦・陶器瓦などの瓦屋根限定(再利用可能な場合に限る)
特徴:
瓦の見た目や風合いはそのまま
下地の補修で雨漏りリスクを軽減
瓦を再利用することで費用を抑えられる場合もあり
注意点:
割れた瓦や欠損が多いと、新たに瓦を追加購入する必要あり
葺き替えより安いこともあるが、瓦の手作業が多いため費用がかさむことも
耐用年数:
約20〜30年(瓦の状態によって変動)
費用目安:
60万〜120万円程度(屋根面積・瓦の再利用率により差)
◎葺き直し工事の内容と費用の目安はこちら
目的:
屋根を根本から新しくし、耐久性・防水性・断熱性を大幅に改善するフルリフォーム。
内容:
既存の屋根材・防水シート・野地板などをすべて撤去し、新しい屋根材と下地を施工します。
対応屋根材:
すべての屋根に対応(瓦・スレート・金属など)
特徴:
劣化した屋根を丸ごと交換するため耐久性が大幅にアップ
屋根材を軽量な金属に変えることで耐震性向上も可能
古い建物の寿命延長や外観リニューアルに最適
注意点:
廃材が多く、工期も費用も最もかかる
足場や養生費も含めて見積もり確認が必要
耐用年数:
約30〜40年(使用する屋根材によって変動)
費用目安:
100万〜180万円前後(屋根の面積・素材によって差)
◎屋根の葺き替え費用はどれくらい?実例付きでご紹介
目的:
既存屋根を活かしつつ、費用と工期を抑えて防水・断熱性能を回復させる方法。
内容:
今の屋根材を撤去せず、その上から新しい金属製の屋根材をかぶせる施工方法。
基本的には「スレート屋根」や「金属屋根」が対象です。
対応屋根材:
スレート屋根・金属屋根のみ対応可(※瓦屋根には不向き)
特徴:
屋根を二重にすることで遮音性・断熱性がアップ
既存屋根を撤去しないため工期が短く、廃材も少ない
外観が一新できる
注意点:
下地が劣化・腐食している場合は施工できない
屋根が重くなるため、耐震性に注意が必要
耐用年数:
約20〜30年(使用する金属屋根材による)
費用目安:
80万〜130万円前後
◎カバー工法の費用相場と実際の施工事例はこちら
今回は、屋根のメンテナンス方法についていくつかご紹介しました。
とはいえ、メンテナンスを行う上で本当に大切なのは、「どんな工事をするか」よりも、適切なタイミングで、信頼できる業者に依頼することです。
「そろそろ点検した方がいいかな?」
「費用の目安だけでも知りたいな…」
そんな時は、点検・お見積り無料の弊社まで、どうぞお気軽にご相談ください。
お住まいの状態に合わせて、最適なメンテナンス方法をご提案いたします^^
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