今回のお宅は屋根の破損が激しいので、すぐに工事をしてほしいという相談がありました。

調査に伺うと、棟（屋根のてっぺん）部分がズレ、破損が見られます。

これでは、雨漏りがひどくなってしまうので、早急に工事を行う必要がありますね。

工事の内容を説明し、工事に至ります。

《損傷内容》

屋根の棟の部分の損傷が激しく、漆喰の劣化も認めています。

漆喰の中から、葺き土（屋根同士をくっつける役割のもの）が見えており、崩れていることで、雨漏りが発生している状態です。

《作業内容》

屋根の棟をすべて取り除き、新しく棟を作ります。

古くなって崩れていた部分をきれいに取り、棟となる木の支え部分を作ります。

その後、防水シートで覆い、7寸丸の棟瓦を設置します。

隙間は漆喰で覆い、水の浸入を防ぎます。

《作業の必要性》

棟が崩れてしまうと、そこから雨が浸入し、雨漏りが発生します。

今回は、棟の崩れが大きく、すべて変える必要がありました。

古い棟は、瓦をいくつか重ねてつくられていましたが、連結部は雨風の受けやすくなっています。

また、耐風性や耐震性に乏しく、現在はあまり使われなくなった工法です。

よって、今回は木で支えを作り、防水シートを張ってから、7寸丸の棟瓦を設置する方法にしました。

屋根が軽くなることで、耐震性にも強くなり、防水シートによる雨漏りの心配もなくなりました。

最後に漆喰を塗ることで、隙間を埋めれば、水の侵入を完全に防ぐことができます。

最後に

《施工後のお客様の声》

屋根のてっぺん部分が崩れていたので、いつ屋根が落ちてくるのか心配されている様子でした。

今回の工事で、屋根の崩れや雨漏りの心配がなくなり、安心していました。

屋根瓦のメンテナンスは10〜20年程度です。

割れて雨漏りをしている場合、長期間放置してしまうことで、屋根すべてを変えなければならないことにつながります。

今回も、棟をすべて変えることになっています。

できるだけ早い工事と、定期的なメンテナンスで屋根を守ることが必要です。

ぜひご相談ください。