今回ご依頼頂いたのは昔ながらの瓦屋根のお宅で、母屋の妻側からの雨漏りがひどいとのことでした。

調査の結果、妻側の土壁の損傷が激しかったので、新たに壁を設けて雨が当たらないように改修しました。

その他、破損部分の修繕や隙間へのシーリング、屋根塗装などを施工し、屋根全体のメンテナンスを行いました。

今回は、昔ながらの瓦屋根のお宅からのご依頼で、母屋の妻側からの雨漏りがひどいとのことでした。

当該部分を調査したところ、妻側の土壁部分の劣化が激しく、ご依頼主様自身で隙間に詰め物をされている状況でした。

次に、屋根全体を調査したところ、全体的に棟部分の漆喰の損傷が見られた他、別棟のセメント瓦について表面の劣化が確認できました。

また、最近隣県で大きな地震があり、瓦屋根が落下するなどの被害が出たことから、ご依頼主様から瓦屋根の地震対策について相談がありました。

母屋については妻側部分の土壁の損傷が激しく、破風板部分の劣化も懸念されることから、土壁及び破風板を保護するように新たに壁を設置することにしました。

この壁により、既存の土壁に雨水が当たることはなくなります。

壁の色は雰囲気を壊さないように白色としました。

棟部分は、漆喰の劣化部分を基本的にシーリング施工により改修しましたが、特に劣化が激しい箇所については、新たに鋼板でカバーを設け保護しています。

鋼板の色も違和感のないように白色としています。

ご依頼主様から相談のあった地震対策については、瓦と瓦の重なり部分をシーリングで留めることにより、地震による瓦の落下を予防しました。

シーリングを部分的に施工しているのは、瓦屋根下の通気を確保するためです。

別棟のセメント瓦については、ケレン作業を行い、下塗りにエクセルガード、上塗りはSトップを塗布しています。

エクセルガードとSトップは、セメント瓦に適した塗料です。

色は、母屋の瓦の色に合わせました。

今回の工事により、雨漏りの解消と屋根の延命を図るとともに、地震に対する安全性を確保することができました。

最後に

母屋の屋根の妻側からの雨漏りに悩まされていたので、新たに壁を作って頂いたことで安心度が高まりました。

屋根全体のメンテナンスや地震対策もして頂いたので、しばらくは安心して生活できそうです。

ありがとうございました。