「88折版(はっぱちせっぱん)」とは、金属板を折り曲げて波型に成形した折版屋根の一種で、
山と山の間の間隔(ピッチ)が88mmであることからその名がついています。
主な素材はガルバリウム鋼板や亜鉛メッキ鋼板で、軽量かつ強度に優れています。
工場・倉庫・車庫・住宅など、幅広い建物で採用されています。
🔹 メリット
軽量で建物に負担をかけにくい
風や雪に強く、耐久性が高い
施工が早く、コストパフォーマンスも良い
🔸 デメリット
金属製のため雨音や熱の影響を受けやすい
表面の塗膜が劣化すると錆びが進行しやすい
固定ボルト部分からの雨漏りリスクがある
88折版は非常に優れた屋根材ですが、ボルトや接合部のメンテナンスを怠ると寿命を縮めることになります。
サビヤーズは、ボルトの頭に被せるだけで、雨水の侵入や紫外線による劣化を防ぐアイテムです。
内部には防錆剤が入っており、既に発生している軽度の錆びにも対応します。
取り付け後は見た目もすっきりし、今後10年以上ボルトの劣化を防ぐことが期待できます。
錆びを完全に除去して塗装するよりもコストを抑えつつ、長期的な保護が可能です。
今回の丸亀市でのドローン点検では、
屋根材(88折版)自体は健全
固定ボルトに錆びが進行
アンテナ周辺にも軽度の錆びあり
という結果でした。
屋根全体に大きな損傷は見られませんでしたが、このまま放置すればボルト部分から雨水が侵入し、内部の下地腐食や雨漏りにつながる可能性があります。
当社では、サビヤーズの設置をはじめ、錆び落とし・防錆塗装・ボルト交換など、お住まいの状況に合わせた最適なメンテナンスをご提案しています。
今回のように、見た目はきれいでも細部で錆びや劣化が進んでいるケースは少なくありません。
ドローン点検を行うことで、屋根全体の状況を安全かつ正確に把握でき、早期対応が可能になります。
「自宅の屋根が金属だからまだ大丈夫」と思っている方も、10年以上経過している場合は一度点検をおすすめします。
早めの対処が、住まいの寿命を延ばす一番のポイントです。
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